赤ら顔の原因

赤ら顔の原因と治療法!皮膚科で保険適応になるのはどこまで?

「なんだか顔が赤い」と思ったことはありませんか?お化粧やお洒落でも隠しにくい赤ら顔。一体その原因は何なのでしょうか?また、皮膚科での治療はできるのか?だとしたら、保険適応はされるのか?原因、治療法、皮膚科での保険適応、それぞれをまとめてみました。

 

赤ら顔の原因と治療法

赤ら顔の原因は、大きく分けて2つです。
ひとつは、皮膚から血管が見えてしまっているために顔が赤く見える場合です。その原因は二つあり、一つは、血管によるものです。 通常、皮膚の血管は気温に合わせて拡張・伸縮させています。そして、血液を調節し、温度を一定に保っているのえです。しかし、その際に、自律神経の乱れ(まれに皮膚疾患)などにより血管が拡張したままになってしまうことがあります。そのため、通常は見えることがないはずの血管が透けて見えてしまい、顔が赤くなって見えるのです。この場合は、自律神経の乱れを改善すれば治ることが多いです。睡眠をたくさんとる、バランスの取れた食事を心がけるなど、自分の生活習慣を見直して見ましょう。もう一つは、皮膚自体によるものです。にきびや毛穴の詰まり、ピーリングやマッサージのしすぎなどと原因は様々ですが、皮膚に炎症が起きると皮膚が薄くなってしまうことがあります。そのために、通常より血管が透けやすくなってしまい、顔が赤くなって見えるのです。この場合は、ピーリングやマッサージをやめてみたりと、今行っているスキンケアは本当に肌に合っているかを確認してみましょう。赤ら顔の原因のふたつ目は、病気によるものです。病気と一概に言っても、糖尿病や高血圧症・心臓の病気や肝臓の病気、クッシング症候群やカルチノイド症候群などさまざま病気が赤ら顔の原因になることがあります。皮膚の不調は、内臓の不調を表すことがよくあります。なかなか改善しない場合は、病気が隠れている可能性も疑ってみましょう。

 

赤ら顔の皮膚科での治療

赤ら顔が軽度の場合は、前記したような生活習慣やスキンケアの見直しによって改善することが多いです。しかし、中度~重度の場合は自分自身によるケアでの改善は難しく、皮膚科での治療が必要になってきます。とはいえ、皮膚科での治療の種類は、医師の判断により様々です。、比較的症状が深刻ではない場合は、主に飲み薬や塗り薬での治療になります。飲み薬は、抗生物質がメインで、まれに漢方薬が処方される場合もあります。塗り薬はステロイド系が多いようです。ですが、重度になると飲み薬や塗り薬での改善は期待できません。その場合は、光治療やレーザー治療、硬化治療といった治療になります。光治療とは、顔の血管に光を当て、血管を収縮させることにより顔が赤くなることをを抑える治療です。赤ら顔の治療の中では比較的痛みが少なく、日焼けのようになったり、かさぶたのようになることがあまりありません。レーザー治療は、患部にレーザーを当て、血管を破壊する治療です。ただし、少し痛みを感じる場合があります。また、レーザー治療にの中でもいくつかの種類があります。硬化治療では、赤ら顔の原因となっている血管に硬化剤を注射で注入する治療です。注射ですので、若干の痛みは生じてしまいます。

 

赤ら顔の治療の保険適応

症状が軽度の場合は適応されないことがほとんどなようですが、重度と診断されれば保険が適応されます。しかし、治療法によっては適応されるものと適応されないものがあるようです。塗り薬や飲み薬は保険が適応されます。また、レーザー治療の「ダイレーザー」という種類は適応されます。その他の光治療や、レーザー治療の「ヤグレーザー」、硬化治療といった治療は保険適応外になります。皮膚科で治療をするときには、保険が適応されるのかされないのか、注意が必要ですね。

 

まとめ

赤ら顔の原因は様々です。また、治療法もたくさんあります。ただの赤ら顔、されど赤ら顔。中には皮膚科ではどうすることもできない、重大な病気が隠れていることもあります。「皮膚科にいくほどひどくはない」と思っても、実は皮膚科での治療が必要なのかもしれません。自己判断はせずに、まずは皮膚科で、医師と治療法を相談するのが、ベストなのではないでしょうか。赤ら顔で悩む人が、一人でも減りますように。

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