高級美容クリーム「ドゥラメール」に成分が似ていると評判のニベア。
ニベアで赤ら顔やニキビが治ったと言われていますが、相性にもよるようです。
赤ら顔がニベアで治ったと言っている人と、逆に悪化したと言っている人の違いはなんでしょうか?
情報をまとめてみました。
ニベアの副作用ってあるの?
ニベアの青缶は有名ですよね。100年以上愛されているロングセラー商品です。最近、高級美容クリームのドゥ・ラ・メールと成分が似ていると話題になりましたね。
ニベアの保湿力は高く、肌の水分が蒸発するのを防ぐ油分が入っています。保湿効果の高い成分としてスクワランとホホバ油、ワセリン、グリセリンです。
美容法の一つに、ガッテン塗りやニベアパック、ニベアクレンジングのように一度にたっぷり使う方法を試している人もいます。
では、肝心の使いすぎによる副作用はあるのか?ですが、入っている成分を見る限り副作用が起きやすいものはありませんでした。
ニベアで治る種類の赤ら顔
では、副作用の少ないニベアを使って赤ら顔は治るのでしょうか?
この答えは、「治るものもある」です。早速ご紹介します。
赤ニキビによる赤ら顔
大人のニキビは、乾燥することで発生しやすくなります。乾燥肌、インナードライの方は、保湿力の高いニベアを塗っておくことで、ニキビ予防にもなります。
ただし、赤ニキビが完全にできた時は、その場所だけは消炎作用のあるクリームを使いましょう。ニベアは油分が多いので、ニキビ発生中は付けない方が無難です。
また、赤ニキビの跡にもニベアは効果があります。これはシミに悩む人にも当てはまりますが、保湿をニベアでしっかりしておくことで、肌の再生能力が高まり、メラニン色素が排出されやすくなると言われています。
美白効果や美容効果は決して無いニベアですが、肌のバリア機能を助けることで、結果的に美肌を作る手助けをしているのです。
毛細血管拡張症
赤ら顔の人の大半はこのタイプと診断されることが多いです。
血流が詰まったり、血管が太くなることに対して何か働きかけるような成分は入っていないため、毛細血管拡張症の人には、ニベアは特に何も効果はありません。
ですが、肌が薄い人に大敵の乾燥対策はできます。保湿の意味ではニベアの効果はあると思います。
乾燥すると、肌のキメもハリもなくなり、肌の薄い人は一層毛細血管が透けて見えやすくなるためです。
赤ら顔の種類によっては悪化の危険性も
副作用はないニベアですが、敏感肌の方や脂性肌の方にはあまりお勧めできません。香料と油分の多さが肌質に合わないからです。
皮膚疾患が酷い赤ら顔の人も使わない方が良いでしょう。まれに副作用が起きた、と言っている人はこれらの肌質の人が多いです。
肌荒れによる赤ら顔
化粧品が合わず赤みが出ている、アトピーなどで肌に炎症があるという方は、香料が入っているニベアを使うと余計な刺激になりかねませんのでニベアを患部に塗らないようにしましょう。
酒さ・酒さ様皮膚炎
はっきりとした原因がわからない酒さは皮膚疾患ですので、「ニベアを塗って保湿」では治らないですし、痒みもある場合は医師が処方してくれた薬を塗っておくことが良いでしょう。
ステロイドの副作用によって起こる酒さ様皮膚炎も、ステロイドを使ってでも肌トラブルを治さなくてはいけないような敏感肌の方にはあまりお勧めできません。
脂漏性皮膚炎の赤ら顔
皮脂の分泌が過剰で、痒みが出くる脂漏性皮膚炎の方には、油分がメインのニベアは合わないです。皮脂が炎症を起こしている所に油分と尿素、香料は悪化させるだけですし、抗菌作用はニベアにはありません。
また、脂漏性皮膚炎予防に、と脂性肌の人がニベアを使うと予防になるどころかせっかく治ってもまた再発か悪化させてしまいます。
編集者のまとめ
ニベアで赤ら顔が治せるのは保湿効果が関係するもののみでした。
手軽に手に入り、ニベアは美容の万能薬と言われていますが、ある種類の赤ら顔の人はあまり使わない方が良いでしょう。
ニベアの使用は手や足の保湿のみにとどめておき、赤ら顔対策は専用のものを使いましょう。